もしもJASRACがなかったら

著作物を利用したいなら権利者に許諾を得る、

これが著作権の基本、

無断で著作物を利用すれば著作権の侵害。


権利者の許諾を得る、

言うのは簡単、

実はとても難しい。


権利者は誰なのか、

その権利者はどこにいるのか。


権利者は一人とは限らないし、

権利が相続されているかもしれない。


権利者を探したあとは利用料の交渉、

権利者は高く、

利用者は低く、

お前には利用させない、

という頑固者。


こんな面倒な交渉、

とてもやってられない。


この面倒な交渉をなくしたのがJASRAC、


権利者を探さなくてもいい、

権利者と交渉しなくてもいい。


JASRACに払う利用料が高い、

でも権利者と交渉したらもっと高くなるかもしれない、

足元を見られてふっかけられるかもしれない、

挙げ句の果て利用させてもらえないかもしれない。


お金に払わないと利用できない、のではなく、

お金を払えばだれでも利用できる。


嫌われるJASRACにも良いところがあった。


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