いいデザインなら高くても売れる

昭和のころの日本、

みんながブランド志向だった当時、

一つの実験が始まった。


ブランドで溢れている流通の世界、

ノーブランドと称するブランドなしの製品が投入された。


「無印」という名のブランド。

ブランドを省略して、品質で市場に挑戦。


当時の日本、

値段が高ければ品質はよい、

ブランド品なら品質は良い、

と考えられていた時代、

脱ブランドで商品の値段を下げる。


あれから30年以上が経ち、

ブランド志向よりも価格志向に転じている日本。


商品・サービスの価格が安いのが常態、

なかなか価格を上げることができない。


ノーブランド化の逆を目指したらどうか。

昭和のあの時代、品質を変えずノーブランド化で価格を下げた。

令和のいま、品質を変えずにブランド化で価格を上げる。


品質が同じなのに価格を上げる、

それはとても不自然。


ブランド化を理由に価格を上げる、

これなら自然。


ブランドは商標だけではない。

デザイン(意匠)も立派なブランド。


用途や機能が同じなら、

良いデザインの方が売れる。


デザインが良ければ高くても売れる。


品質による差別化はもう限界。

これからはデザインで勝負。


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