登録できなかった商標を使っていたら警告書がきた
商標を出願すると、
そのまま登録になる場合と
「拒絶理由」が通知される場合があります。
同じ商標を出願しているAさんとBさん。
AさんBさんに拒絶理由が通知されました。
Aさんは、登録できないものと諦めて何も手続きをしませんでした。
Bさんは、拒絶理由に対して反論しました。
数週間後、Aさんの商標は拒絶が確定しました。
Bさんの商標は登録になりました。
実はこういうケースが少なくありません。
拒絶理由は絶対というわけではありません。
審査官はこう思っているので出願人の意見を聞かせて、
こういうコミュニケーションが拒絶理由を通知する理由です。
ここで諦めればAさんのようになり、
諦めずにコミュニケーションをすればBさんのように登録になります。
Aさんは、商標が拒絶されたのだから、誰が出願しても登録できないと考え、
拒絶された商標を使い続けました。
数年後、Bさんから商標侵害の警告書が届きます。
拒絶された商標が登録されている、なぜ?
Aさんは理解できません。
だれかが登録に失敗した商標でも、やり方を変えれば登録になるのが商標です。
登録に失敗したからと言って、その商標が永久に登録できないわけではありません。
「拒絶理由」がきても諦めてはいけません。
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