不特定多数って何人

著作権でたびたび登場する不特定多数という言葉。

何人を越えたら多数になるのか、

という質問をよく受けます。


実は答えはありません。


法律で定義されていないので、

答えがないというのが答えです。


だいたいどの教科書にも50人という数字がでてきます。

これもだいたいです。

50人以下なら安心というわけではありません。


20人でも多数になるかもしれません。

70人でも多数にならないかもしれません。


実際に争ってみて、

裁判所が20人は公衆だ、

70人は公衆ではない、

という判決がでればそれが答えです。


著作権の契約をするときに、多数という言葉をみかけます。

多数という曖昧な言葉を使えば揉めることは一目瞭然。

契約を交わすときは、具体的な数字を書いておく方がいいですよ。