これからもっと著作権の世界は複雑になる


著作権を無視して生活できないほどに身近なものになっています。

身近な法律にもかかわらず、とても分かりにくい、それはなぜか。


著作権のルールがつくられた当時は、コンテンツのコピーを守ることが役目でした。

だから著作権のことを英語ではCopy Rightと表現します。


コピーだけを守るルールならとても簡単です。


そんな簡単なルールから始まった著作権、

世の中の進歩に応じてルールを増やしていかなくてはなりません。


昔はコピーと言えば、紙にコピーすることしかできません。

デジタル技術が発達すると、

コピーする媒体は、

紙ではなく、磁気テープ、CD、HDD、USBメモリへと拡がっていきます。


コピー以外にもコンテンツを利用する方法が増えました。

通信技術が発達してコンテンツが放送され、

インターネットが普及してコンテンツが公衆送信されるようになりました。


技術が発達してコンテンツの利用の方法が増えれば、

それに対応して著作権のルールも増えます。


ルールを少しづつ増やしていった著作権は、

ツギハギだらけの法律になってしまいました。


これからも新しい技術が生まれ、

新しいコンテンツの利用の方法が増えます。


そして著作権ももっと複雑になります。