嘘も方便ではブランドは育たない

嘘は悪いこと、

これは万国共通の考え。

You are lier.

この言葉は最大の侮辱。


でも日本の感覚だと、

日常会話に「嘘」という言葉が頻繁に登場します。

え〜ウソ〜

嘘でしょう


嘘つき

この言葉もかなり使います。

でも侮辱というところまではいきません。


本音と建前を上手に使い分けるのが大人の対応と言われ、

そして嘘に対しても寛容を強いられるのが日本の大人。


この嘘の使い分けは国ごとに違っていて、

中国でも本音を言わないことがいいという文化があるけど、

それを使いこなるのは非ネイティブでは難しい。


どの国でも嘘の扱い方というものがあるのだけど、

多様な人種が一緒に暮らしている国ほど、嘘に対する寛容度は低い。

行間を読む、

以心伝心、

空気を読む、

考えや価値観が同じ人が集まっているから機能するのであって、

考えや価値観が異なる人が一緒に暮らしている地域では、

放った言葉は額面通りに受け取られるから、裏の意味を期待することなどできるわけはない。


世界に進出している日本のブランド、

日本で言っていること、やっていることと、

現地で言っていること、やっていることと、

往々にしてダブルスタンダードです。


品質が良いことで人気の日本ブランドも、

嘘の扱い方で苦労している気がしてなりません。