ゼロからの商標づくり

クルマが故障したときに最初に思い出すのがJAF。

3つの文字に過ぎないのに、それが安心やクルマや故障を思い起こさせます。

意味がない文字に意味をもたせる、

それが商標です。


いま商標の名前を考えている人、

すでに意味がある文字の組み合わせを選んでいませんか?


おいしい+商品の名前

よく効く+商品の名前

きれい+商品の名前


これって、単に商品の名前を説明しているだけの名前です。


この商標のメリットは、

商品が良さそう、

名前が分かりやすい、

名前が覚えやすい。


逆にデメリットは、

ありふれた名前、

印象がうすい、

商標を登録できない。


デメリットの最後の「商標を登録できない」理由は、

商品を説明しただけの名前は商標登録できないから、

同じような名前がすでに商標登録されているから。


これから商標の名前を考えるなら、

「ゼロ」から考えてください。


最初はなんの意味もない名前を使い続けて、JAFのような立派な商標に育てる、

これが商標の使い方です。


最初は意味がなかった「ゼロ」の商標はJAF以外にもたくさんあります。

JAL、au、docomo、sony


最初は「ゼロ」でも今ではだれでも知っている立派な名前です。